消費税の課税方式には「本則課税方式」と「簡易課税方式」の計算方法があります。
本則課税方式は消費税額を「課税売上に係る消費税額（売上税額）ー課税仕入等に係る消費税額（仕入税額）」として計算します。
中小企業向けの簡便な方法として簡易課税制度があり、課税仕入等の消費税額が「課税売上高×みなし仕入率」により計算されます。インボイス制度において仕入税額控除を受けるには、原則インボイス等の保存が求められますが、簡易課税制度では実際の課税仕入等の税額を計算する必要がありませんので、事務負担は軽くなります。
簡易課税制度は、基準期間の課税売上高が5,000万円以下の事業者が届出書を事前に提出することで適用ができます。ただし、一度適用した場合2年間継続した後でなければ適用を取りやめることができません。
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